整形外科|牧野整形外科|伊丹市にある整形外科、リハビリテーション科

〒664-0858 兵庫県伊丹市西台3-6-7
072-772-8088
ヘッダー画像

整形外科

整形外科|牧野整形外科|伊丹市にある整形外科、リハビリテーション科

整形外科について

整形外科について

整形外科は、運動器を構成するすべての組織(骨、軟骨、筋、靭帯、脊髄、神経など)の疾患や外傷を治療する診療科です。打撲・捻挫・脱臼・骨折などの外傷、肩こり・腰痛・膝痛など日常的によくみられる身体の痛みや違和感を扱います。また、加齢に伴う変形性の骨・関節疾患や骨粗しょう症、関節リウマチ、痛風、運動器の腫瘍・先天性疾患などの診療も行い、その内容は多様です。リハビリテーション医学とも密接に関係しています。当院では、小さなお子さんからご高齢の方まで、すべての年齢層の患者さまを診療いたします。体のどこかが痛い、事故でけがをした、しびれや痛みで手足が思うように動かせないといった症状や、運動器についてのお悩みや困りごとがありましたら、何でもお気軽にご相談ください。

整形外科でよくみられる症状と疾患

  • 打ち身、捻挫、脱臼、骨折、切り傷、すり傷
  • 腰痛
  • ひざ痛
  • 肩こり、首こり、背中・肩甲骨のこり
  • むち打ち
  • 手足の痛み、しびれ
  • 足の裏の痛み
  • 足が重い
  • でん部の痛み
  • ももの付け根の痛み
  • こむら返り、足のつっぱり
  • 手足の指の変形
  • 指・膝・首が曲がって伸びない
  • 歩きづらい、歩いているとだるくなる、痛くなる、しびれてくる
  • 手足や背中の皮膚の下のできもの
  • 朝起きたら痛い、手が動かない
  • 交通事故を含めたけが

患者さまのお悩みを親身になってうかがいながら、健やかでイキイキとした生活を取り戻すお手伝いをします。何でもお気軽にご相談ください。

整形外科の主な病気

  • 腱鞘炎
  • へバーデン結節
  • 関節痛
  • 関節リウマチ
  • ぎっくり腰
  • 脊柱管狭窄症
  • 変形性関節症
  • 骨粗しょう症
  • 痛風
  • 扁平足、坐骨神経痛
  • 四十肩、五十肩
  • 肩腱板断裂
  • スポーツ障害
  • 靭帯損傷
  • 半月板損傷
  • 椎間板ヘルニア
  • 圧迫骨折
  • 脊椎骨折
  • 脊髄損傷
  • 脊椎腫瘍
  • 脊髄腫瘍

腱鞘炎(けんしょうえん)

手首の母指(親指)側にある腱鞘(けんしょう)と、その部分を通過する腱に炎症が起こった状態をいいます。腱鞘のところでスムーズに腱が動かなくなり、手首の母指側が痛んだり、腫れたりします。母指を広げたり、動かしたりすると強く痛みます。主に手の使いすぎが原因で、スポーツや仕事で指を良く使う仕事の人に多いのが特徴です。治療は、局所の安静、投薬、腱鞘内ステロイド注射などの保存的療法が行われます。

関節リウマチ

初期には手や足の指の関節が対称的に腫れ、朝、こわばるような症状が現れます。人によっては膝関節や股関節などの大きな関節にも病変が認められ、水が溜まるなど、動きにくくなります。痛みのために日常生活に支障がでてきます。関節だけでなく全身の病気なので、貧血症状が現れたり、体がだるくなったり、微熱がでることもあります。軽症の方も、重症の方もあり、症状も多彩ですが、早期の治療が重要です。

肩こり

首のつけ根から肩、あるいは背中にかけて張る、凝る、痛いなどの症状があり、頭痛や吐き気を伴うこともあります。連続して長時間同じ姿勢をとる、首・背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢が悪い人(前かがみ・猫背)、運動不足、精神的なストレスなどが原因となります。肩こりは予防が大切です。同じ姿勢を長時間続けない、肩を温めて(蒸しタオルなど)筋肉の血行を良くする、適度な運動や体操をする、入浴で身体を温めてリラックスする、などで予防を心がけましょう。ただし、高血圧症、眼疾患、頚椎疾患、耳鼻咽喉疾患、肩関節疾患の随伴症状としての肩こりなども少なくありません。まずはご相談ください。

五十肩(肩関節周囲炎)

中年以降、特に50歳代に多くみられます。関節を構成する部分(骨・軟骨・靭帯・腱)などが老化し、肩関節の周囲に炎症が起きることが原因と考えられています。自然に治癒することもありますが、ときには日常生活に支障がでるばかりでなく、関節が癒着して動かなくなることもあります。急性期にはまず安静を心がけ、消炎鎮痛剤の内服、肩への注射が有効です。急性期を過ぎてからはホットパックなどの温熱療法、また拘縮(こうしゅく)予防や筋肉を強化するための運動療法を行います。

腰痛

腰痛の多くは、腰椎に負担がかかることで発症しますが、様々な病気が背景になってることもあります。成長に伴って起こるもの(側弯症、腰椎分離症、先天異常など)、加齢によって起こるもの(椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、変性すべり症など)、腰椎の骨折や脱臼などの外傷、感染や炎症によるもの(カリエスや化膿性脊椎炎など)、椎体への癌の転移や腫瘍によるものなどがあります。脊髄神経の圧迫、炎症が波及すると、下肢の知覚障害、筋力低下等の麻庫が生じることもあります。精神的なストレスによることもありますが、安静にしていても痛みが軽くならない、あるいは悪化する、発熱がある、足がしびれたり力が入らなかったりなどの症状を伴っている場合は、放置せずに整形外科の受診をお勧めします。

急性腰痛(ぎっくり腰)

突然起こる強い腰の痛みで、何かを持ち上げようとしたときや腰をねじる動作をしたときに起こることが多く、場合によっては動けなくなってしまうほどの激痛が現れます。痛みの原因は様々ですが、腰が動く関節部分や軟骨(椎間板)に許容以上の負荷がかかり、捻挫や椎間板損傷が生じる、腰の筋肉や腱・靱帯などの軟部組織の損傷、などが多いと考えられます。しかし、足に痛みやしびれがあったり、力が入らなかったりなどの症状がある場合は、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの病気の可能性もあります。通常ではない強い腰痛があったときは、受診して正しい診断を受けることが大切です。

腰椎椎間板ヘルニア 腰部脊柱管狭窄症

症状としては腰やでん部の痛み、下肢にしびれや痛みが生じます。足に力が入りにくくなることもあります。背骨が横に曲がってしまい、動きにくくなったり、重いものを持ち上げると強い痛みが出たりすることもあります。脊柱管狭窄症の場合、腰を伸ばして立っているだけで下肢に痺れや痛みを感じたり、間欠性跛行(一定時間歩行すると両下肢の痺れや痛みが増悪し、休憩すると一時的に改善するが歩行を開始すると同じ症状が出現するため、連続した歩行が困難になる状態)が出現しますが、この場合下肢の血管が詰まることで生じる閉塞性動脈硬化症との鑑別も重要になってきます。当院では腰部のレントゲン検査及び症状に応じて血管の硬さや血管の詰まり(血管年齢、動脈硬化の程度)を測定する血管伸展性検査を行っております。治療は強い痛みがある時期は、安静を心がけ、コルセットを装着します。消炎鎮痛剤、坐薬、神経ブロック(炎症を抑える薬剤の注射)などで痛みを緩和します。痛みが軽くなれば、牽引や運動療法を行うこともあります。最近では内視鏡による低侵襲手術も広く行われるようになっています。

変形性関節症

遺伝的な素因を背景として体重の増加、運動や就労での負荷、外傷などをきっかけに、軟骨摩耗が生じ、それが進行して発症します。年齢と共に罹患率は上昇し高齢者に認められることが多いですが、O脚で荷重が膝関節の内側に偏る方や、関節を支えている大腿四頭筋を中心とした関節周囲筋の筋肉量が低 下している方は早い年齢で発症することもあります。
症状としては関節の痛みや腫れですが、初期には椅子から立ち上がるなど動作の開始時や長時間歩いたときに痛みを感じることが多く、炎症が強い時期は関節内に水がたまることもあります。変形が進行すると痛みや可動域制限のため、日常生活動作での障害が大きくなります。治療は消炎鎮痛剤の使用やヒアルロン酸の関節内注射により関節炎症状を軽減させ、理学療法、運動器リハビリテーションにより関節周囲筋の強化、可動域の改善を行います。体重のコントロール、足底板などの装具療法で関節に掛かっているストレスを軽減させることも有効です。変形が高度で保存的な治療で十分な効果の無い場合は手術治療を検討しますが、人工関節置換術の他、一部の関節機能を温存する方法や侵襲の少ない内視鏡下に行う方法などがあります。